去年の帰国は、訳あって”梅雨から夏にかけて”でした。
カリフォルニア体質になってしまった私は、あまりの湿度に参ってしまい、
その時期に帰るのは、もうやめよう!と心に誓ったくらいです。
でも この時期に帰って、良かった~!と思った物がありました。
それは、
桃!
今まで秋に帰ることが多かったので、久しぶりのじゅるじゅるな桃が美味しかったのなんの!
何年ぶりに食べたことか!
皮を剥くだけでもじゅるじゅると汁が滴るような、一口噛むとトロけるように柔らかく、
ジューシーな果汁と魅惑な甘さがお口いっぱいに広がる桃。
アメリカに来るまで、こういうのが桃だと思っていました。
もちろん、アメリカにも桃はあります。
ホワイトピーチ、イエローピーチ、ドーナッツピーチなど、
山のように積まれていて、美味しそうに売られています。
こちらに来た頃、桃だ~!と喜んで買い、
紙袋に入れて柔らかくなるのを数日待ったのですが、全然、柔らかくならない。
いろんなお店で買ってみたのですが、どれも全然、柔らかくならないのです。
美味しいのに当たれば、甘いのですが、でも 固いんです。
固い桃って、想像できますか?
初めて食べた時は、本当に衝撃的でした。
全然、じゅるじゅるしないんですよ(涙)
また、こちらには、固い桃の皮を剥かずに食べる人がいるのです。
桃のガサガサな皮を剥かずに食べるなんて!と、これもびっくりしました。
これがUFO。
ドーナッツピーチですが、アメリカのスーパーで売られている中では
日本の桃に近い柔らかさがあり、見つけた時は、はまりました。
でも 小さくて、その形から皮が剥きにくいのが難点。
これこそ、皮を剥かずに食べたらいいのかもしれませんね。
あきらめずに探していた私は、4年前くらいにコリアンスーパーで”水蜜桃”に出会いました。
それも見切り品だったため、3つで$1のパック売り。
なんたって見切り品、売れなくなる寸前でしょうから、
柔らかくて、甘くて、日本の桃だ~と感激したことがありました。
水蜜桃は、日系スーパーやコリアン、チャイニーズでしか見たことがないですが、
柔らかくて、日本の桃に一番近いです。
と思いつつ、先ほど水蜜桃について調べてみたら、日本にもある桃の種類だったのですね。
私はてっきりこちらで日本のような桃のことを漢字でこう書くのかと勝手に思ってました。
一つお勉強になりました。
そして、去年から気になっていた桃がこれ。
木箱に入って売られています。
Grown and packed by M. FUKUSHIMAですから、
フクシマさんが作ったのでしょう。
そういえば、福島県も美味しい桃の産地ですよね。
もしや福島産?!とも思いましたが、USA産でした。
日本人の名前と、他の桃より少し柔らかかったので買ってみたかったのですが、
バラ売りをしていなかったため 箱買いがなかなか出来ませんでした。
いざ買おうと思った時には、すでに売り切れで、去年は買えずに終わりました。
そしてコリアンスーパーで、今年も出始めたな~と思い、触るんだけど、固い。
もうちょっと後で買おうと思ってたのですが、
今日、出会ったフクシマさんは、いつもより値段が安く (18個入りで$11.99)
触ってみたら、すごく柔らかい。
でも シワシワなのもあるし、古いのかな?とも思ったのですが、
どれも柔らかいので、買ってみました。
一つ、冷やして、剥いてみたら、剥くだけでもじゅるじゅる~!
お口の中でもじゅるじゅる~で、日本を思い出させます。
甘さが一つ足りない気もしましたが、この食感を久しぶりに体験出来ただけでも満足です。
まだまだあるので、もっと甘い桃があることを期待しましょう。
左上に SUGAR GIANI PEACHESと書いてあります。
GIANIの意味を調べてもわかりませんでした。
もしかしたら、GIANTのTの上の棒が消えてるのかしら?
今まで箱を見ても気づかなかったし、ここまで柔らかい桃はなかったので、
もしかしたら、柔らかい桃を差すのかな~と、また勝手に思ってみたりしています(苦笑)
またスーパーで箱を見たら、チェックしてみましょう。