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美味を求めて~多国籍ロサンゼルス~

アンビリーバボーなレモンチキン!

ひさしぶりにやられました(涙)。

夕食は疲れて作る気がしなかったので、外食となったのですが、
ここで食べたい!というお店が浮ばず、走りながら決めて入ったのが、
とあるチャイニーズレストラン。

このお店、オープン当時、初めて行った時は結構美味しかったんです。
さらにグランドオープニングで、半額セールをやっていたもので
1週間のうちに3回も行ってしまいました。
北京ダック1羽も半額で、$6(720円くらい)でしたよ!日本では信じられない値段でしょ。

でも グランドオープニングセールの最終日の3回目の時、
「美味しいんだよ~」とお友達を連れていった時から、すでにおかしかった。

北京ダックの皮や味噌がそれまでと違っていたり、味も違い、
私がお友達を連れてきたことを後悔するくらい、
「美味しいんだよ~」という言葉を見事に裏切ってくれたのです。

そんな思い出のあるレストラン。
だったら、行かなきゃいいのに旦那には初めの美味しい記憶が強いのか、
忘れた頃に行くのですが、行くたびにもう来ない!と思う私。

なのに今日もまた旦那が入ってしまったのです(涙)
でも 閉店に近い時間だったのにチャイニーズの方でお店はいっぱい。
これは、ちょっと期待できるかも!と思って、注文。

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まずは、春巻きの怖い話を聞いたばかりだったのに やっぱり春巻き食べたくて。
ここの春巻き、シナモンの味がする皮を使っているみたいです。
アメリカのスーパー、うっすらシナモンの味がする春巻きの皮が売ってるんですよ。
バナナなどのデザート春巻きならいいけど、おかず春巻きにするのは好きじゃありません。
もとから、シナモンは好きじゃないから余計に。
春巻きは、なんでこんなに油が出るの?と思ったけど、味はまあまあ、中の下。

手前は、干炒牛河 Dry Style Beef Chow Fun。
ビーフと腸粉を細切りにした麺(お米で出来た麺)、もやしなどを炒めた物。
これもちょっと油っぽかったけど、見かけを裏切らない好みの味で、美味しかったんです。

「前より美味しくなったんじゃない!期待できるね」と、このお店の好感度がグーンとアップ。

でも 麺類って、普通、あとから来ない?
他のおかずが出てくるまでに この麺だけでお腹いっぱいになっちゃうよ。
でも 美味しいから、まあいっか~。

あれ、隣のチャイニーズの団体の方々、
トレーダージョーで$1.99で売ってるワイン飲んでない?
持ち込みなんじゃないの?

と、ここまでは前向き発言も出ていたのです。


やっと次のおかずが出てきた!と思ったら、見るからに怪しげなレモンチキンが登場。

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テーブルに置かれた時、もし目隠しをされていたら、デザートが来たと思うことでしょう。
だってね、匂いがバニラのような甘い香りなんですよ。

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さらにこの色。
写真でうまく色が出せなかったのですが、日本で言うとレモン味のカキ氷シロップの色。
いかにも人工着色料の黄色なんです。

どういう料理かと説明すると、いかにもレモン色したバニラ風味の甘ったるいデザート用ソースが、鶏胸肉を簡単フライ(パン粉をちょろっと着けただけ)したものにかかっていました。

もっと簡単に言えば、チキンカツにデザートソースをかけたって感じ。
アンビリーバボーでしょ~!!!

檸檬鶏片 Pan Fried Chicken Breast with Lemon Sauceという料理名なのですが、
レモンとチキンはあってるけど、これを料理と言っていいのでしょうか?
このソース、手作りなんかじゃなくて、絶対、市販のデザート用ソースですよ。
もしや、これって私たちへのいじめ?とも思ったくらい。

アメリカのチャイニーズレストランでよくあるオレンジチキンのような料理、
衣をつけて揚げたチキンが甘辛い醤油ベースにオレンジが入ったソースで炒めてある感じで、
そのレモン版かしら?と思っていたのですが、想像を絶する料理でした。
ソースくらいちゃんと作って欲しいものです。

まだ、ソースと混ぜられてはいなかったのが、せめてもの救いで、
私はソースがかかっていない下の方のチキンにお醤油をかけて食べました。

これで一挙にお店の好感度は、ダウンもダウン。
前向き発言撤回です。

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これはポークチョップ。
ポークチョップなんて普段食べないからわからないのですが、
豚肉にしっかり下味をつけて、フリッターのように揚げてあります。
それにニンニク、ネギ、唐辛子を炒めたソースがかかっていました。
これも美味しかったです。
きっと隣の人が頼んでいたら、「あれはどの料理?」と聞いていたはず。

でも 先ほどの衝撃が強すぎて、好感度は全く上がりません。
選んだメニューが悪かったのかもしれないけど、
やっぱり、あのレモンチキンを堂々と出せるお店が信用ならない。
本当にそういう料理なのかな~?


あと面白いな~と思ったのが、お箸の色。

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緑なんですよ。
このお箸で、麺を取っている時に お箸が青ネギに見えてしまって、
そのまま食べてしまいそうでした(苦笑)。

もう絶対来ないからね~と心に誓いつつ、お店を出ようとしたら、
ZAGAT RATEDのシール発見!!!これまたびっくりです。

こんなレモンチキンを出すお店をZAGATは選んでいるなんて、信じられない。
何を基準に選んでいるのか、こんなレモンチキンがあることを知っているの?
実は、このジャンキーなレモンチキンが好きだったりして~?などと想像が膨らみます。

ド田舎のチャイニーズならまだしも ちょっと行けばチャイナタウンもあるし、
チャイニーズの方も多いというのに こんな料理を出せるなんて本当にびっくりでした。

やっぱりLAで美味しいチャイニーズを食べるには、チャイナタウンに限りますね。
by kapacyan18 | 2007-08-23 15:56 | 中国・台湾
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